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美楽塾

美学校研究室講座「美楽塾」講座案内デザイン
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以下、講座案内文を一部抜粋。

『…幼子の頃、泥だらけ、傷だらけになる事も厭わず、「晩御飯ですよ」という母親の声も耳に入らず、常識通念も規則規範も社会的承認とも無縁に、日暮れの幼稚園の砂場で一心不乱に遊んでいた時の砂の触覚美、草の嗅覚美、土の味覚美、風の聴覚美、そしてふと眺めた夕焼けの視覚美…、まだフィルターを身に纏わなかったその頃、対峙する状況には豊富な美との邂逅が確在し、美の価値の上下などそこには無く、幼子の五感に世界は美しかった。
今日において成長や学習とは果たして、世界をより美しく知覚させてくれるのだろうか。
畢竟、美とは学ぶものなのか。
諸君、“美楽塾”とは、永遠の砂場である。
共に世界を遊び狂い、美を楽しみ狂おう。
諸君、狂いたまえ。』
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年齢を重ねていくにつれて「社会」という定義が変化していくことに気づいた。小学生はクラスという社会に属し、チームや学校、会社と、「社会」は変容していくように思う。

きれいな身だしなみで、人の話しを聞き、社会の常識やルールのようなものに従い、時間通りに行動する。気になったことはネットで調べ、わからないものは目をそらす。フィルターをたくさん重ねると、ある種の規範にのっとった人格がかたちになるようだ。

だからなのか、それでもなのか、誰もが体験したフィルターが少ない純粋的感覚は、自分のなかに綺麗に傷ついていて、それに近い体験をしたとき、価値や知識といったフィルターをはずせる時がある。

おぼろげに脳裏に浮かぶ風景をかたちにすること。美楽塾では、そんなフィルターのはずし方を学べるのかもしれない。

自分自身も純粋に表紙の絵を描くことで、その快楽性というか、直感的に心地よいということが伝わればと思い、デザインしました。

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