広報物
小々波(さざなみ)
国立にある古い絵のお店「コレノナ」にておこなわれた小野さとこ個展「小々波(さざなみ)」のDMデザイン制作。
-
以下、展示DMの言葉を引用。
『さとこさんの見る風景はゆっくりと澄んだ空気のよう。
それはさとこさんの住む大分の風景や遠い日の記憶と繋がって優しく描かれていきます。』
-
コレノナというお店には、戦前〜戦後に描かれた絵が置かれている。著名人の作品はなく、子どもたちが学校の課題で描いた静物画や、旅の途中にスケッチしたノートの切れ端、(おそらく)近所で見つけた日差しの美しさを描いた油絵、など。
描き手が見ていた目の前の風景を何かに残そうと視界に入った情報をそのままに手を動かして定着した筆跡は、経年変化もあいまって見る人たちの過去の情景と結びつくように感じる。
展示した小野さとこさんの絵を見たとき、同じような魅力を感じた。モチーフの風景は小野さんが生活している大分県とのことだが、大分の風景を僕は見たことがない。なのにどこか思い返す気持ちになるのは、コレノナの絵も小野さんの絵も、描いた人がその光景を大事にしている(していた)からかもしれない。
-
【展示のお知らせ】
小野さとこ個展「小々波(さざなみ)」
会期:2019年11/22(金)~12/1(日)
OPEN:13時から19時
※会期中休業日 11/25(月)・26(火)
場所:コレノナ
※展示は終了しました
- client
- コレノナ
- special thanks
- 小野さとこ